FXを始めて約1ヶ月たった

昔から投資というか投機というか、お金を増やすことには興味があったので、大学生の頃から株には手を出していた。
株を始めたのは確か大学1年生の夏休み。そのときはいざなみ景気の時で、緩やかに日経平均が上昇し、17000円辺りだった記憶がある。
とりあえずその時はわけもわからずチャートだけ見て上がるか下がるか勘で判断していた。

基本的に長期には持たず、デイトレを基本としていた。チャートしかみていないので当たり前かもしれないが、全然利益がでなかった。どうしたら利益が出るのだろうと思い、勉強がてらアメリカの有名な投資家で、世界で5本指に入るような資産家のウォーレンバフェットが絶賛したという帯がついていた本(下記参考)を、高かったけど買って読んでみた。ベンジャミングレアムという人が1972年くらいに書いた本。基本的に長期的に投資を考え、債権と株の割合を相場によって変えながら保有する内容の本だった。かのウォーレンバフェットも基本的に会社の価値等を見ながら長期視点で投資を行っているようで、単純な自分はデイトレでうまくいかないから、今度は本を参考に中長期で保有するつもりで株を買った。自分なりに数年後に伸びそうな会社を調べて買ってみたんだ。

中期的に保有するつもりだったので、数ヶ月ほど保有する株の価格をあまりチェックしなかった。買った後に下降トレンドだったこともあったので少し下がっても将来的にきっと上がると信じながらそのときを待っていた。
保有する株の価格が下がっていることから目を背けて、いつか上がるだろうという淡い期待を寄せながら、自分が持っている株がどうなっているのかいつの間にかあまり関心がなくなっていた。損切りする度胸も無かった。
数ヶ月後に保有している株の値段を見てみると案の定上がりはせず、むしろ下がっていた。いざなみ景気が終わりを迎え、リーマンショックの影響をモロに受けたんじゃなかっただろうか。結局、断腸の思いで元の7,8割くらいの価格で損切りした。(ウォーレンバフェットなら7,8割くらいの価値になっても保有し続けるのだろうが、僕はウォーレンバフェットではなかった。)

真面目に経済について詳しくなった上で投資をしようと考えたので、日経新聞やロイター銘柄レポートを買って読んでみたり、WBSを視聴したりしていた。
主要なテクニカル指標も調べて自分なりに売買のタイミングを考えてみた。
しかしながら、それでもあまり利益はでない。損した分を取り戻そうとはしたが、損失が大きく、元本を取り戻すことは叶わなかった。

2012年の12月に政権が変わり、日銀の異次元の金融緩和が始まって、今は日経平均株価が2万円前後と数年前の倍以上になっているが、株に対する熱意が冷めていたので、さっぱり恩恵を受けなかった。ここ3年は短期で保有した株でお小遣いがてら数万円/年の利益を出してはいた程度だ。株に関しては今となってもさっぱり上がるか下がるか確信を持って予測できない。

先月中旬辺りからFXを始めた。円安が進み1ドル120円が当たり前の今、「あの時80円でドルを買っておけば良かったなぁ」と思う人はたくさんいるだろう。自分もそのうちの1人で完全に出遅れた感がしていた。FXはそもそも自分が持っている金額以上のお金を扱うので恐ろしいという思いもあったのだが、投資(正確には多分、投機)に関してはとりあえずやってみるという性格だったので、FX口座を作って始めてみた。FXで利益を出した知り合いがいたので、その人の影響もあるだろう。中長期的にドル/円がどうなるかさっぱり分からないので、基本的にデイトレだ。もっともゴールドマンサックスは2015年末には1ドル130円になると発表(*1)しているが、4年前のオリンパス騒動の時に、オリンパスを格上げしておきながら空売りするような会社だから参考までにしか考えていない。(*2)ゴールドマンサックスも一枚板ではないのだろう。僕にとってはデイトレが主なので2015年末に1ドル130円になるのが真実だろうが、嘘であろうがケセラセラだ。

FXを始めて約1ヶ月経とうとしている今、とりあえず約8万円の利益は出ている。株で勉強した時のテクニカル指標の知識を利用して売買しているが、あの頃勉強しておいて良かったと今なら思える。下図を見てもらえば分かるが、信じられないことに日単位で見ると損をした日が無い。まだFXを始めて1ヶ月経っていないので今後どうなるのか分からないが、とりあえず確定申告をする必要がない20万円/年までは利益が出るかどうかやってみるつもりだ。

fx_first_month

今のところ自分の勝因が何なのかまとめておく。

欲を出さない

FXをしている時点で欲を出しているのかもしれないが、そういうことではない。大勝ちしようとはしていないということだ。とりあえず1lotで0.3pips(30円)利益が出ればいいやくらいの考えでやっている。FXの取引証拠金いっぱいまで利用して大勝負をするようなことは絶対にしない。恐ろしすぎる。だけど、資金がなくて勝負できないことが無いようになど、万が一の時のことも考えて一応余裕を持って資金を多目にはみている。

テクニカル指標を信じる

どういったテクニカル指標を利用しているのかについては具体的に触れないが、これについては株のとき勉強しておいて良かったと結果的に思う。5.0pipsくらい損をしていてもこれくらいならちゃんと取り返せるだろうと損切りはしない。(たった5.0pipsの損と思うかもしれないが、0.3pipsの利益が出て喜んでいる自分としてはかなり大きいのだ)

手数料の低さ

株に比べて手数料が低いのは魅力的だと思う。株は数十万円くらいの株を売買をすると数百円かかる。反対売買をするとまた同じくらい必要になる。それに比べ、ドル/円における手数料は1lot辺り0.3銭ほどとすぐに取り返せそうな金額。これは反対売買も含めての手数料だ。正確にはスプレッドであって手数料ではないのかもしれないが、そんなことはどうでもいい。実際に取引証拠金辺りに掛かっている金額等を考えると、株と安易に比較はできないかもしれないが、デイトレしている自分にとってFXの手数料は低いと感じられて、気軽に売買しやすいのだ。そういうこともあって今のところ比較的手数料が高いユーロ/円など他の通貨には手を出さず、一番手数料が低く気軽に取引しやすいドル/円のみで取引している。

夜も取引可能

株と違い、世界のどこかで為替は取引されるので、月曜の朝から土曜の早朝まで24時間取引が可能だ。取引できる可能性が多ければ多いほどチャンス(のように見えるもの)は転がっている。僕は会社員なので退社後から寝る前までFXする。ただしGWは祝日でも海外の取引所が開いているので1日中見ていられた。(そんなずっとは見ていないけど)

投資以外の理由でドル/円を取引をする人たちの存在

株は完全に投資目的で売買するものだが、どうしてもドル⇔円やユーロ⇔円などで両替する必要がある人たちがいる。大きな金額を両替するのは大抵ビジネス上のことであろうが、この存在が結構自分が利益を上げるために重要なんだと思う。もちろん誰がいつどのように両替をするかなんて知らないが、チャートが上下してくれれば、テクニカル指標を見ながら予測しやすくなる気がする。うん、そんな気がする。株よりもFXの方が自分なりに予測しやすいと感じるのは多分そのためだと思う。

先週金曜日にアメリカの3月の就業者数が下方修正され(*3)、芳しくなかったので数分の間に50銭以上動くのを目の当たりにした。こんなに短い時間で上下したのを実際に見たのは初めてだ。もしあの時自分の予測と反対の動きだったら、と思うと一気に禿げそうになる。きっとFXをやっていればいつか大損する日が必ずやってくるのだろう。ただ、株取引をしていた時に勉強していたことは今の自分にとって間違いなくプラスに働いている。今のところ株よりFXの方が自分に向いていると思っている。ここ1ヶ月の利益を鑑みての結果論に過ぎないが。失敗しない限りは今のやり方を続けていくつもりだ。

*1 http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPL3N0TB53S20141121
*2 http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1901.html
*3 http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0NU02C20150509



tishibas on Githubtishibas on Instagramtishibas on Linkedintishibas on Twitter
tishibas
ソフトウェアエンジニア
1988年、富山生まれ
写真撮影が趣味
1児の父

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です